屋根リフォームの種類、様々な屋根工事

屋根リフォームの種類を見ていきましょう。

ここでは、屋根塗装工事と屋根葺き替え、屋根カバー工法をご紹介していきます。
また、さらに詳しく屋根リフォームの種類を知りたい方は、街の屋根やさんのサイトでも詳しく紹介されていますので確認してみてはいかがでしょうか。

 

【屋根塗装】db2657d2e430d933ccc93a25de5ee8a4_s

スレート屋根は建築から約10年で表面の劣化が始まります。スレートに艶がなくなってきた、以前よりも色が薄くなってきた、コケが生えてきたなどと感じた場合は塗り替えのタイミングです。内部の腐食がないことを確認し、ズレや割れを補修してから高圧洗浄でコケやカビ、汚れを除去し、錆落としをして塗装工事をします。古くなり、劣化したスレートは、点検のために人が歩くだけでも割れて、雨漏りの原因になることもありますので、点検時にも注意が必要です。

屋根塗装は現状の屋根に加工はせず、塗料を塗ることで材質にコーティングを施して保護することで、防水性、防錆性、断熱性、遮熱性、抗菌性を回復するために行います。ただ、既存の屋根材をそのまま使用するため、屋根材が劣化している場合には向かない工法ですので注意が必要です。

また、屋根の塗装が終わった後、水の逃げ場を作る「縁切り」という作業が必要になります。水の道筋をふさがないようにしないとスレートの劣化が進んだり、雨漏りの原因になります。この「縁切り」をする業者と、手抜きでしない業者がありますので、業者選びの時の確認ポイントになります。

 

【屋根葺き替え】

経年劣化が激しいスレートに再塗装をしても、すぐに剥がれてしまい、作業が無駄になってしまいます。このような場合には、古いスレートを新しいスレートや他の屋根材に取り替える作業をします。この作業は、塗装や後に紹介するカバー工法と比べて費用は高め(既存のスレートの処分費も含む)で工期も長めです。屋根材を撤去することで、防水紙の現状を把握することができるため、劣化していれば交換作業も可能になりますし、新しい屋根材にすることで、防水性も高まります。また、新築した時の屋根材に比べて、軽量化した現代の屋根材を乗せ替えることで、耐震性も高まります。

 

【屋根カバー工法】

こちらは、傷んだスレートや金属屋根の上に、そのまま新しい屋根材を被せていく方法です。これは、既存の屋根の上に新しい屋根材を乗せるため、古い屋根材の撤去費や処分費が不要になり、また工期の短縮にもつながります。屋根を二重にすることで、断熱性や遮熱性は上がりますが、屋根の重量が増えるので、耐震性は施工前に比べると弱くなりますので注意が必要です。